鹿児島県出水市で川が白く濁っているのが見つかりました。市内では高病原性鳥インフルエンザの確認が相次ぐ中、最大級の防疫が続いていて、消毒用の消石灰が流れ込んだ可能性があります。
出水市の2級河川・江内川です。川の岸が白くなり、水も濁っています。県によりますと、鳥インフルエンザの防疫で近くの道路などにまかれた消毒用の消石灰が側溝などから流れ込み、溜まった可能性があります。
消石灰は強アルカリ性で消毒効果があり、畜産分野で消毒に使われます。業界団体の日本石灰協会によりますと、消石灰は田畑などの土壌の改良にも使われ、基本、有害性はありません。しかし、大量に投入された場合は生き物や作物に影響が出るおそれもあるといいます。
江内川の下流では9日午前、水がとどまりやすい取水堰の近くで、魚が死んでいる様子も見られました。現場を見た地元自治会の会長は…。
(柳ケ水自治会 牧尾秀男会長)「びっくりした。こういうことは初めて。(死んだ魚などを)どう処分すればいいか分からない」
江内川を管理する県は、消石灰が川に流れ込まないよう現場に指導していますが、具体的な対応については検討中としています。
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