東日本大震災の身元不明遺体や行方不明者に関する情報を集めるため、宮城県警は3日、宮城県南三陸町で相談会を開き情報提供を呼びかけました。

南三陸町志津川のイベント会場で開かれた相談会には、警察官11人が参加し東日本大震災で犠牲となった身元がわからない遺体の似顔絵や発見場所を記したチラシを配って情報提供を呼びかけました。宮城県内では震災の犠牲者のうち6人の身元が未だに分かっておらず、そのうち1人は南三陸町内で見つかった推定40歳以上の男性だということです。

宮城県警 身元不明・行方不明者捜査班 京野祐也班長:
「当時のわかっていないことや警察に話していない情報、このような機会で新たな情報として提供してもらえれば捜査の進展に繋がる」

また、宮城県によりますと、今年9月末時点で、震災による県内の行方不明者は1215人に上り、このうち南三陸町では211人となっています。県警は今後も被災地でこうした相談会を開くことにしています。














