寒さが厳しい冬場に停電したら…と考えるだけで恐ろしいですが、そんな時、アウトドアグッズで乗り切るというのはいかがでしょうか。

やってきたのは、新潟市中央区でアウトドア用品などを扱うWEST新潟店です。


【記者リポート】
「もしも冬に停電が起きて暖房器具などが使えなくなったら… そんな『もしも』に役立つのが、これらのアウトドア用品です」


特にキャンプ用品は、停電や災害の際に『防災グッズ』として威力を発揮します。
まず停電で困るのが明かり。その時、役立つのが『ガスランタン』です。


【WEST新潟店 倉兼優輝さん】
「これ押してもらうと、つきます。簡単ですよね」


燃料はガスなので、もちろん電気は不要。操作も簡単で、このモデルは、フルパワーで使用しても2時間ほどもちます。

また乾電池を使うランタンも便利です。


【WEST新潟店 倉兼優輝さん
「停電とか多いと持ち運びしやすいので、移動の時とか便利だと思いますし、ガスではないので、すごく安全面に優れているランタンになる」

そして、真冬の停電で一番怖いのが「寒さ」です。


今から17年前の2005年の12月に、下越地方で起きた大規模停電の際の様子です。当たり前ですが停電の際はエアコンや、電源が必要なストーブは一切使えなくなります。


こちらは、冬キャンプなどで人気な小型の石油ストーブです。

【WEST新潟店 倉兼優輝さん】
「これだと片手で持てるサイズになっている。このくらい小さいです。なのに暖かい。石油なので(燃料が)手に入りやすい」


万が一に備えて、一台持っておくとよいかもしれません。

さらに保温性の高い「エマージェンシーシート」なども、体温が奪われるのを防いでくれます。


そして、食事は…

【WEST新潟店 倉兼優輝さん】
「寒いときに、もし停電になった場合も、これひとつでお湯が沸かしたりとかできる。お湯が沸かせればカップ麺が食べられたり」


登山やキャンプなどで使うガスバーナー。
防災という点を重視するのであれば、コンビニなどでも買うことができる『CB缶』と呼ばれるガス缶に対応したモデルが便利だそうです。


そして、一番心強いと思うのが、キャンプでも利用者が増えているポータブル電源です。


【WEST新潟店 倉兼優輝さん】
「コンセントも挿せます。暖房ももちろん使えます。小さい暖房器具なら対応できる。寒さもしのげる」


このポータブル電源は、満充電の状態であればスマートフォンを50回ほど充電できるそうです。

【WEST新潟店 倉兼優輝さん】
「屋外の使用状況でも耐えきれるような能力を持ったギアがありますので、(一般製品よりも)より災害のときにも安心して使えるかなと思います」


皆さんの周りにももしもの時に防災に使えるグッズがあるかもしれません。改めて命を守るための備えについて考えてみてはいかがでしょうか。