■足あとが・・・



今月29日、職員用の通用口にクマが衝突し、玄関ガラスが割れる被害があった南陽市の赤湯小学校では、けさグラウンドにクマのものとみられる足あとが見つかりました。

グラウンドのすぐそばには、実がついたままになった柿の木もありました。

この小学校では、クマがガラスを割ったおとといは臨時休校になりましたが、きのうからは外での活動を取りやめるなどの対策をして授業を続けています。



小学校で相次ぐクマの出没。影響は教育現場以外にも広がっています。

南陽市立赤湯小学校 佐藤政彦 校長「おそらく仕事を中断されたり、場合によってはお休みをとられたりしてご対応いただいていると思う。そういった面では大変ご負担をおかけしていると感じているので、できるだけ早く収束、落ち着くことを願っているところ」

この小学校では保護者に対し、登下校時の児童の送迎をお願いしているといいます。

送迎の車の交通整備などは教職員が行うなどして周囲の安全を確保していますが、保護者や児童への負担は増える一方です。

南陽市立赤湯小学校 佐藤政彦 校長「子どもたちの心の面では大変心配なところもあるので、そういったところをケアしながらできるだけ早く通常の授業が、そして子どもたちがいきいきと学習生活ができるように、関係の方々、大変ご尽力されていますのでそういった方々にも感謝しながら、この局面は乗り切っていかなきゃならない」

この小学校では今後、市や猟友会などと相談をしながら、箱ワナの設置を含めた対策を検討していくということです。