お好み焼きの歴史と味を広めるため、中東・ヨルダンへ渡航したお好み焼きの店主たち…。これまで番組でもお伝えしてきましたが、その一行が9日、湯崎知事に現地での活動の報告をしました。

湯崎知事のもとを訪れたのは、お好み焼き店「いっちゃん」の店主・市居馨さんと、オタフクソースの社員など4人です。

ことし10月、ヨルダン政府の依頼で広島のお好み焼きの歴史と味を広めるためにヨルダンへ渡航…。現地での様子を資料や動画で湯崎知事に報告しました。

いっちゃん 店主 市居馨さん
「キャベツとか、日本にある食材は全部、向こうにあるんですよね。ただ残念ながら向こうの人はキャベツを食べる文化とかいうのが、思ったほどじゃないんですよね」

広島県 湯崎英彦 知事
「そうなんですか。こんなに売っているのに…」

報告を興味深く聞いていた知事は…。

湯崎英彦 知事
「考えたらお好み焼だから何を入れてもいいわけで、ヨルダン風にするっていうのもなんか食べてみたいですね」
市居馨さん
「できたら、お持ちします」
さらに…。

市居馨さん
「メッセージをお預かりしていたので、これも一緒に。みんなで一生懸命に作ったからということで(折り鶴を)お預かりして帰りましたので」

市居さんは、ヨルダンでのお好み焼きイベントで現地の人たちから平和へのメッセージや折り鶴を受け取っていました。

湯崎英彦 知事
「ヨルダンって国に初めてお好み焼きが渡っていったということで、それが現地のみなさんに受け入れられて、大人気で列をなして、みなさん、召し上がっていただいたことは、本当にうれしい」

「現地の食材で現地の人が作れるということで、なんか、また長く続くような予感がしますね」

いっちゃん 店主 市居馨さん
「折り鶴もお渡しできたので、大役を務められたのかなとほっとしています。これからもつなげていくことができるのかなと。そういう意味でのいいスタートは切れたのかなと」