夫に頼まれ殺害したとされる妻に対し、松山地裁は30日、執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
判決によりますと、愛媛県松山市岩崎町の無職・織田由佳被告(39)は、今年6月30日、自宅で夫の知典さん(当時35)に頼まれ、頭にナイロン袋をかぶせるなどし、中にヘリウムガスを充満させ窒息死させたとして、嘱託殺人の罪に問われています。
松山地裁で開かれた判決公判で、高場理恵裁判官は「人一人の命が失われた結果は重大で、体調の悪い夫を通院させることさえなく、言われるままに殺害に至った経緯も短絡的」と指摘しました。
一方で「このような状況に至ったのは、うつ病の影響が大きく、夫主導であることも考慮すると、執行猶予を付ける余地もある」などとして、拘禁刑3年・執行猶予5年の判決を言い渡しました。
求刑は拘禁刑3年でした。
注目の記事
思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

恒星間天体「3I/ATLAS」まだ“真の姿”を見せていない可能性…原因は「宇宙線による日焼け」か 太陽系外から飛来した天体の謎

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い

【独自】旧統一教会の"財産移転先"天地正教とは 「弥勒菩薩は文鮮明氏」宣言から濃くなった教会の色...過度な献金要求を元信者が証言 二代目教主「乗っ取られた」旧統一教会の見解は【実態取材・前編】

生徒4人に1人がサッカー部 全国大会常連校で起きた〝裸で土下座〟 『いじり』が遠因ないし原因 発生リスクの高い集団とは 調査報告書がまとまる 熊本

「すごい話題の宝庫」元新聞記者が限界集落で新聞社 地域密着の小院瀬見新聞「すばらしい過疎地」発信 富山・南砺市

 
   
  







