「寿司といえば富山」をPRしようと新たな試み、イタリアンや中華など、すし店ではない飲食店がオリジナルのすしを提供します。

まるでお花畑のような華やかな見た目の「ちらしずし」。主役は立山放牧牛のローストビーフ。

「すし」のシャリに見立てているのは、コメを煮込んだバニラ風味のジェラート。

富山県が「寿司といえば富山」の認知度向上のために企画した「とやまクラフト寿司」。

提供するのは、すし店ではなくイタリアンや中華、居酒屋など多様なジャンルの飲食店です。

各店が「すし」をイメージしたメニューを開発していて、こちらは、魚を一切使わずに、県産の植物性の食材だけで作られた「押しずし」です。

嘉藤奈緒子アナウンサー
「小松菜にニンジンに色んな野菜が入っているのですが、ショウガがきいた酢飯にとってもよく合います。トッピングのジャガイモのチップスがいいアクセントになっていておいしいです」

とやまクラフト寿司参加店 シンバル 山本真司オーナー
「ベジタリアンだったり、ビーガンのお客様が増えていますので、そういった魚を食べられないような方にも、おいしいおすしを食べていただければいいかなと思って作っております」

「とやまクラフト寿司」は見たり食べたりすることで「富山のすし」が連想されることがコンセプトのひとつです。

こちらはスイーツ店が手がけた「ますずし」ではなく「ますずしケーキ」です。

嘉藤アナ
「お米の一粒一粒も表現されていたり、マスの部分に切れ目が入っていたりと忠実に再現されていますね」

気になる味は――

嘉藤アナ
「マスの部分は桃風味ですね。酢飯の部分はムースになっていてバニラの香りが鼻に抜けます」

「とやまクラフト寿司」は県内19の飲食店で11月1日から提供が始まります。

とやまクラフト寿司参加店 シンバル 山本真司オーナー
「魚ももちろんおいしいのですが、魚以外の他のおいしい食材というものを、どんどんみなさんにアピールできて、富山県に来られるみなさんが増えればいいなと思っています」