東京都はきょう、都内で季節性インフルエンザの流行が急増しているとして、「インフルエンザ注意報」を発表しました。

都によりますと、先週26日までの1週間に報告された1医療機関あたりの季節性インフルエンザの患者数は、「10.37人」となりました。

患者数は、前の週の「5.59人」からおよそ2倍に急増していて、注意報の基準となる「10人」を超えたことから、都はきょう、「インフルエンザ注意報」を発表しました。

都によりますと、11月より早く注意報が発表されるのは2年ぶりで、昨年度よりも2か月ほど早い発表となります。

また、先月以降に感染した患者のおよそ8割が10代の若い世代で、特に都内の小学校では、先月以降、239件の学級閉鎖や休校などがあり、昨年度の同じ時期に比べて、5倍以上になります。

都は、引き続きこまめな手洗いや消毒、換気のほか、マスクの着用などの感染対策を行うよう呼びかけています。