無人タクシーにも採用の最新センサー搭載

福岡県大野城市にある南福岡自動車学校。

ここで教習車として稼働しているのが・・・

RKB 土橋奏太 記者
「これがAI教習車です。無線で教習ができるのは屋根に搭載されたこのセンサーに秘密があるんです」

実はこれ、アメリカで営業している完全自動運転の無人タクシーにも採用されている最新センサー「LiDAR(ライダー)」です。

レーザー光を使って物体との距離や方向を測定し、車両の周囲360度を正確に認識。

加えて、車内カメラや速度などのデータをもとにAIが運転技術を評価するシステムを南福岡自動車学校の関連企業「AI教習所」が開発しました。

AI教習所 等々力広太 取締役
「限られた指導員が安全運転教育をより広くたくさんしていくというのが求められている」

”人手不足の救世主”に全国から熱視線

南福岡自動車学校では5年前からAI教習車を6台導入。

企業研修やペーパードライバー講習でもAI教習車を利用し、指導員の同乗を減らして、効率化を図ってきました。

さらに、2025年5月には免許取得前に指導員を乗せずに1人で教習車に乗車するいわゆる「無線教習」での使用も福岡県警などから認められています。

人手不足の救世主として2026年度には全国50校以上の自動車教習所が導入する見込みです。