紛争や気候変動など世界の子どもが抱える課題について身近に考えてもらおうと、「ユニセフ」の国内団体による特別教室が10月29日、長崎県時津町の中学校で開かれました。

(日本ユニセフ協会学校事業部・金子雅彦部長)「戦争の中で暮らしている子供たちは世界に4億7,300万人以上もいます」

この教室は紛争や気候変動などで苦しむ世界の子どもたちを支援する国際機関「ユニセフ」の国内団体が毎年、各地で開いているものです。

長崎県では4年ぶりの開催で、鳴北中学校の全校生徒およそ360人が飢餓や干ばつに直面する子どもたちの生活の実態などを学びました。

「15キロの水がめを持って回って向こうまでいっていただいて」

会場にはネパールの干ばつ地域で子どもたちが使っている重さ15キロの水がめも用意され、生徒たちは身をもって環境の違いを感じていました。

(1年生)「これずっと持てるのって感じ。そのくらいマジで重かったです。みんなが幸せで笑顔になれるような世界になってほしいなって」

(1年生)「衣食住が揃った環境は、すごいことなんだなと思いました」

授業を通して、生徒たちは世界の現状を知るだけでなく子どもの権利を守るために自分に何ができるかを考えていました。














