勉強も「SNS映え」の時代?
では、文具メーカーはどのような思いで商品開発に臨んでいるのでしょうか?
消せるラインマーカー『キエラ』を開発した『レイメイ藤井』に最近の文具事情を尋ねると「勉強の進捗をSNSに投稿する傾向があり、視覚的に美しいノート作りも重要視される」ということです。
また、今の文具は多機能であることから「ちょっとした使いづらさ」を軽減している商品も人気だそうです。

レイメイ藤井 商品開発室開発一課 鎌田かなえ課長「従来のラインマーカーは何度も見直すうちにマーカーだらけになっていた。あとから整理できて、教科書やノートをきれいに保てる『消せるラインマーカー』の開発を目指しました」
「定番」も負けていません
一方で、万年筆も根強い人気です。老舗の文具店「甲玉堂」は100年以上、オリジナルの万年筆を作り続けています。

野口裕史営業本部長は「文具業界としては、厳しい時期を迎えている。しかし、この文化を無くさないこと、手書きの良さ、価値があるので『書きたい』に応えられるものを提供していきたい」と話していました。














