きょう山形県天童市で中学生を対象にした企業説明会が行われました。

参加者を中学生に絞っているのには狙いがあるといいます。

ことし5月に人口が100万人を割り込んだ県内では、若年層の県外流出や、中小企業の人手不足が課題になっています。

こうした中、天童市で3年前から行われているのが中学生を対象にした企業説明会です。

将来の進路が本格的に決まる前の中学生に地元企業の魅力を伝えることで、地域への理解や地元企業への就職につなげる狙いがあるといいます。

きょうの午前は、天童第二中学校の2年生およそ80人が参加し、参加した40の事業者のブースから興味をもった仕事について説明を受けました。

「この仕事に関してやりがいとかありますか」

「おいしいっていう声で我々もそれを生きがいとして、やりがいとして働かせていただいている」

こちらは、工場を自動化するための生産設備を開発・販売する企業のブースです。生徒たちは、工場で使われる機械を使ってオセロをしたり、機械に似顔絵を書いてもらったりしていました。