初めてとなる対面での首脳会談でトランプ大統領との親密さをアピールした高市総理。トランプ大統領をノーベル平和賞に推薦する考えも伝えました。両首脳のきょう一日の動きです。
記者
「トランプ大統領を乗せた大統領専用車両=ビーストが宿泊先のホテルから出てきました」
午前9時すぎ、トランプ大統領が向かったのは…
記者
「トランプ大統領を乗せた車列が迎賓館に到着しました。報道陣に向けて手を振っています」
高市総理が待つ会場に姿を見せたトランプ大統領。両首脳は初めての対面会談に臨みました。
高市総理
「トランプ大統領の訪日を改めて歓迎申し上げます。日本とアメリカをより強く豊かにするために、日米同盟の新たな黄金時代をトランプ大統領とともにつくりあげていきたいと願っております」
アメリカ トランプ大統領
「私は常に日本を愛し、尊敬してきた。日米関係はかつてないほどに強固なものになるでしょう。あなたと共に尽力していくことを楽しみにしています」
お互いに親交が深かった安倍元総理の名前も出し、和やかに始まった会談。“首脳同士の信頼関係を築きたい”と意気込んでいた高市総理はまず、トランプ大統領の外交手腕を称えました。
高市総理
「中東における合意の実現も、これはかつてない歴史的偉業です。世界の平和と安定へのトランプ大統領の揺るぎないコミットを高く評価します」
会談後、ホワイトハウスのレビット報道官は、高市総理がトランプ大統領に対してノーベル平和賞に推薦すると伝えたことを明らかにしました。
おもてなしは、ほかにも。高市総理が総裁選でも訴えた「JAPAN IS BACK」と書かれた帽子に加え、安倍元総理が使っていたパターも贈呈。
トランプ大統領が貿易赤字に不満を示すなか、昼食会ではアメリカ産のコメと牛肉を使った料理が提供されたほか、迎賓館に日本が公用車として導入する方針のアメリカの自動車メーカーのピックアップトラックが展示されました。
会談後、両首脳は、▼日米の関税交渉をめぐるアメリカへの80兆円規模の投資に関する文書や、▼レアアースなど重要鉱物の供給力確保についての文書に署名をしました。
その後、拉致被害者の家族会とも面会したトランプ大統領。夜には、日本のビジネス界のリーダーとの夕食会を予定していて、政治、経済両面で日本との協力関係を深めることにしています。
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