山形県鶴岡市の加茂水族館で、地元の高校生が自分たちの学びを表現した水槽を作り、魚たちと共に展示されています。
鶴岡市の水産高校、県立加茂水産高校では毎年の授業の一環として加茂水族館の水槽に学びを表現する活動が行われています。

水槽には加茂水産高校で育てられた庄内金魚や今年6月に生徒が採集した「タナゴ」や「ドジョウ」などが展示されています。

水槽のテーマは生徒が自分たちで決め、レイアウトや装飾も生徒たちが行っています。
加茂水産高校 水産科資源増殖系 村山紗琉さん「ドジョウの視覚が悪いというのを伝えたくて、「ドジョウナマズスコープ」というものを開発した。覗くと視界が悪くて、視力の悪い人のような見え方になる」


加茂水産高校 水産科資源増殖系 板垣成さん「スイミーというってお魚の物語をイメージして作った。自分たちで絵を描いたりして、物語に合ったイメージを出せるように作った」


この日は、水質の維持などの為の週に一回行っているメンテナンスの日で、生徒たちは水槽内の中の清掃やレイアウトの確認などを行なっていました。

加茂水産高校 水産科資源増殖系 板垣成さん「実際に展示しているのを見ると作ってよかったと思う。もう残り1週間しかないので、目に留まるように展示したのでそこをしっかり見てほしい」
加茂水族館 飼育課 後藤亮太 係長「自然のままを切り取った展示をすることが多いが、それとはまた全然違った視点でレイアウトを考えてくれたりして逆にこっちが刺激を受けて参考になるような設置をしてくれた。クラゲや魚の展示もあるがぜひ水産高校の企画展示もじっくり見てほしい」

この展示は、加茂水族館がリニューアルのために一度閉館する今月末まで展示されているという事です。














