青森県弘前市の市場ではリンゴの主力品種の競りが活発化していて、2024年に続き、高値傾向で取り引きが行われています。ただ、クマや鳥の食害で入荷量は減っているということです。

弘前市の弘果弘前中央青果では、リンゴの晩成種の競りが行われ、27日は約7万7000箱が上場されて活発な取引が行われました。

全体として色付きや品質は十分に仕上がっていて、27日の競りでは袋をかけて栽培した1箱20kgの「ふじ」が1万6000円の高値で取り引きされました。

弘果によりますと大雪や、クマや鳥による食害などの影響で入荷は2024年より15%ほど減っているということです。

弘果弘前中央青果 會田一男 専務
「天候や鳥獣被害がありますが、生産者にはますますがんばっていただいて、おいしいリンゴを作っていただければ。消費者もわかっていただけると思います。がんばっていただきたい」

リンゴはこれから「サンふじ」の収穫がはじまり、11月中旬まで入荷のピークが続きます。