連日、北海道の各地で住民を悩ませている、クマ。27日朝も、新たな映像が撮影されました。

道猟友会砂川支部長・池上治男さん
「10月27日月曜日、上砂川町の箱わなです。クマ1頭捕獲しました。入っています」
27日午前6時ごろ、北海道空知の上砂川町(かみすながわちょう)で箱わなにかかっていたのは1頭のクマです。

町から強い要望を受けた猟友会が数日前に箱罠を設置して捕獲。

痕跡などから、10月11日に、上砂川中学校のグラウンドに約1時間居座ったクマと同じ個体と判明しました。

道猟友会砂川支部長・池上治男さん
「シカ肉の皮をはいで、皮をかじりきって食べようとしています。」
周りの人間を気にすることなく、シカ肉をむさぼるクマ。
道猟友会砂川支部長・池上治男さん
「シカを隠しているのか、餌のシカをわらで隠している。箱わなに入ってもこういう行動するんですね」

これは、食べ物を土の中に隠す「土(ど)まんじゅう」と呼ばれる習性で、敵から食べ物を守ろうとしているということです。

上砂川町では今月に入ってクマの目撃情報が多数寄せられていますが、猟友会の砂川支部ではハンターの池上さんの猟銃所持許可が取り消されていて、箱わなでの駆除を続けています。














