7日未明、大阪市住之江区の交差点で自転車の男性がひき逃げされ、死亡した事件で、警察は軽乗用車を運転していた57歳の会社員の男を逮捕しました。

 ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、大阪府八尾市の57歳の会社員の男です。

 27日午前2時15分ごろ、大阪市住之江区南加賀屋の交差点で、「車が自転車をはねて、そのまま逃げた」と通行人から110番通報がありました。

 警察によりますと、住之江区内に住んでいるとみられる67歳の男性が横断歩道付近を自転車で渡っていたところ、直進してきた軽乗用車にはねられたということです。

 男性は搬送先の病院で死亡が確認されました。

 現場には数分後に、車を運転していた男が戻ってきたことから、警察が事情を聴いていました。

▼現場に戻った理由「車を確認すると小動物などではない」

 取り調べに対し男は「当時は小動物か何かにぶつかったと思い、止まらずに走り去ったが、そのあと車を確認すると小動物などではないと思い、現場に戻りました」などと供述し、容疑を一部否認しているということです。警察は当時のいきさつなどを詳しく調べています。