富山県にある道の駅が日本酒の新サービスを始めました。日本酒が好きな人、挑戦してみたいけど何を選べばいいのか分からない!といった人にはうってつけのサービスです。



富山県高岡市にある道の駅「万葉の里 高岡」に8日、富山県内で初めて導入されたのが「日本酒AIソムリエ」です。

米どころ富山が誇る日本酒の地酒。この道の駅だけでも40種類の日本酒を取り扱っています。



日本酒に挑戦してみたいけど、どれを選んでいいか分からない。そんな人のために生まれたのがこのAIソムリエ。



まずは年代や性別、用途を選択します。そしてどんな日本酒が飲んでみたいかお肉に合うもの、お刺身に合うもの、香りが強いか弱いか、ある程度の好みを選ぶとーAIが自動でおすすめの商品を導き出してくれるんです。

橋本星奈アナウンサー:
「私は普段結構辛口の日本酒をお刺身といただくのが好きなんですが、いつもの銘柄、出るのでしょうか。やってみます」
「あっ名前は聞いたことあるけど、まだ飲んだことがないお酒が並んでます。新しいお酒にチャレンジできるの、いいですね」

このシステムをつくったのは、去年富山に移住してきた東京出身の小荷田直也さん。発想のきっかけは、小さな驚きからでした。

テックネスト代表 小荷田直也さん:
「こちら(富山)に来たときに、とても驚いたのが、日本酒の種類がすごく多いということ。種類が多くて選ぶのが難しいと思いまして、日本酒選びをサポートするようなシステムがあるとすごく便利ではないかと」

構想開始から1年、富山県内の酒店にもアドバイスをもらいながら、このAIソムリエを作り上げました。

おすすめされた日本酒をタップするとー。それぞれの銘柄にあった料理や、富山の名産品が表示されるシステムになっています。

小荷田直也さん:
「日本酒っていうとどうしても和食に合うっていうイメージがあると思うんですけど、実はそれだけじゃなくて、洋食や中華、エスニックにも合う。AIソムリエを通じて、いろんな料理に合うんだなっていうところで、日本酒をもっと気軽に楽しんでいただけるようになれば」

早速利用した人はー。

関西から来たお客さん:
「他府県から来られてねぇ、これはすごく役に立つと思います。へぇー。なんかプリントアウトできたらいいのに」

早速ヒントももらいました。おすすめされた富山の名産品は道の駅高岡で購入できます。8日時点では登録された10個の商品からのペアリングですが、今後徐々に増やしていきたいとしています。

道の駅 万葉の里 高岡 大指栄一 駅長:
「どれが美味しいですかって結構質問あるんですが、なかなか日本酒の専門家が在中しているわけではないので、説明に苦慮しているという状態でした。その中でこの日本酒AIソムリエの導入によってお客様に最適な日本酒の提案ができるのでは」

日本酒のAIソムリエ。日本酒に挑戦してみたい人はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

橋本星奈アナウンサー:
「AIソムリエにおすすめされたのがこちら!きょうはこれで乾杯です!」