■プロ野球 SMBC日本シリーズ2025第2戦 ソフトバンク10ー1阪神 (26日 みずほPayPay)

ソフトバンクは阪神に大勝し、日本シリーズを1勝1敗とした。昨年から続いていた日本シリーズでの連敗を5で止めた。

1回表、先発・上沢が佐藤輝に適時打を打たれ1点を先制される。しかし打線は1回裏、栗原の適時打で同点に追いつくと、山川の適時打で2点を勝ち越す。さらに2回裏は周東、近藤の適時打、山川の1号3ランなど6点を追加し、リードを広げた。上沢は2回以降を無失点に抑え6回1失点。打線は周東が日本シリーズ新記録の5安打を記録するなど、14安打10得点で大勝した。

打線は1番レフト・柳田、2番センター・周東、3番ライト・柳町、4番DH・近藤、5番サード・栗原、6番ファースト・山川、7番ショート・川瀬、8番キャッチャー・海野、9番セカンド・牧原大のスタメンを組んだ。

先発は上沢。レギュラーシーズンは23試合に先発し、12勝6敗、防御率2.74。パ・リーグCSファイナルステージ第3戦・日本ハム戦では7回途中6失点(自責5)。

1回表、上沢は1死から中野に中安打、森下に遊二塁打を打たれ1死二、三塁となると、佐藤輝に適時右安打を打たれ1点を先制された。続く大山、髙寺は連続三振に抑え最少失点で切り抜けた。

1回裏、相手先発・デュプランティエから先頭の柳田が左安打、周東が右安打を放ち無死一、二塁。柳町がバントの構えから見逃すと二塁走者・柳田が飛び出しタッチアウト。柳町は四球で1死一、二塁とすると、近藤は空振り三振も、栗原が適時右安打を放ち同点に追いついた。続く山川がフェンス直撃の適時右二塁打を放ち、2点を勝ち越した。

2回裏、1死から牧原大が四球で出塁。牧原大が盗塁を決めて得点圏に進むと、周東が左中間を破る適時左三塁打を放った。さらに暴投の間に周東が本塁に生還し、1点を追加する。柳町が四球で出塁すると、近藤が適時右二塁打を放ち、6点目を挙げた。ここでマウンドに上がった相手2番手・岩貞から栗原が四球で2死一、二塁とすると、山川がレフトスタンドへ1号3ランを放った。この回6得点でリードを8点に広げた。

3回表、上沢は近本、中野、森下を3者連続三振に抑えた。

3回裏、2死から柳田、周東、柳町が3連打で2死満塁も、近藤は遊ゴロに倒れた。

5回表、先頭の坂本に左安打を打たれるものの、島田をニゴロ、近本を投ゴロ併殺打に打ち取った。

5回裏、相手3番手・伊原から柳田、周東の連打で2死一、三塁とする。ここで暴投の間に柳田が生還し、10点目を奪った。

6回表、先頭の中野に四球を出すも森下を三ゴロ併殺打、佐藤輝を中飛に抑えた。上沢は6回5安打1失点でマウンドを降りた。

7回表、2番手・ヘルナンデスが登板。大山、代打・ヘルナンデス、代打・熊谷から3者連続三振を奪った。

7回裏、相手5番手・湯浅から周東が左二塁打を放つ。周東はこれでこの試合5安打目を放ち、日本シリーズ史上最多となる1試合5安打を記録した。

8回表、3番手・松本晴が近本に左安打を打たれるも無失点に抑える。

9回表、松本晴が先頭・森下に四球、佐藤輝を遊直に打ち取り降板し代った木村光が大山を右飛、ヘルナンデスに二内安打も熊谷を抑え試合終了。