関西電力のグループ会社は、取引業者に水増し請求させ、現金などキックバックを受け取る不正行為があったと発表しました。

 かんでんエンジニアリングは2019年度から昨年度にわたり、社員13人が取引先の警備会社に警備員の人数や労働時間を改ざんさせ、実際の費用より水増しした金額で請求書を作成させていたということです。

 今年6月の社内通報で発覚し、少なくとも数千万円が水増し請求されていたとみられていて、このうち社員5人は業者からキックバックとして現金計約600万円を受け取り、他の社員も割烹料理店での会食やゴルフコンペなど接待を受けていたということです。

 同様の不正は別の警備会社でも行われていた可能性があり、会社は警察に相談していて、社員らの刑事告訴も検討しているということです。