「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんが亡くなって、70年です。10月25日の命日にあわせ、前日となる24日、禎子さんの母校で平和集会が行われました。

禎子さんの母校、幟町中学校で行われた集会には、全校生徒、およそ300人が参加しました。

佐々木禎子さんは、被爆から10年後に白血病を発症し、12歳で亡くなりました。禎子さんがモデルとなった「原爆の子の像」には、今も、国内外から絶えず折り鶴が捧げられています。

集会では、幟町中学校の生徒が行ったフィールドワークや、外国人観光客などへのインタビューといった平和に関する学習の発表がありました。また、広島経済大学の学生が作った、最年少の被爆体験伝承者、増本夏海さんのドキュメンタリーが上映され、意見交換が行われました。

会の締めくくりには「折り鶴」が歌われました。

幟町中学3年生
「自分の心に留めておくだけじゃ自分に響いているだけなので、伝えていくことが世界平和につながっていくのではないか」
「伝えていくことは途切れさせてはならず、繋いでいかなければならない大切なことだと思った」