重いものを持ち上げる時などに負担を軽減してくれる「アシストスーツ」。中国の観光地では最近、このアシストスーツの新しい活用法が広がっています。
北京郊外にある世界遺産「万里の長城」。連日、大勢の観光客が訪れるこの場所で、最近話題を呼んでいるのが「アシストスーツ」のレンタルサービスです。
アシストスーツは元々、働く人の負担軽減を目的に開発されたものですが、中国では1年ほど前から坂の多い観光地でこのアシストスーツを貸し出すサービスが登場しました。
記者
「実際に装着してみると、非常に歩きやすいです。力を入れなくても足がスッと上がるような感じがして、坂でも登りやすいという感じです」
装着すると、モーターが足の上げ下げの動きを補助し、3割から5割ほど負担が軽減。さらに、AIが歩行パターンを学習し、スイッチを切り替えると最適な加減で、上りだけでなく下りのアシストもしてくれます。
利用者
「きょうは疲れているから借りました。パワーを切り替えると、登りでも問題ないですね」
利用が広がる「アシストスーツ」。今後、100か所以上の観光地で導入が検討されているということです。
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