北朝鮮による拉致被害者・曽我ひとみさんを招いて「家族」について考える授業が、7日に佐渡市の小学校で行われました。



曽我ひとみさんによる授業が行われたのは佐渡市立八幡小学校です。テーマは「家族の大切さ」。5、6年生20人がメモを取りながら熱心に聞き入りました。



【曽我ひとみさん】「『親孝行をしたいときに親は無し』ということわざがあります。まさに私はそれを体験したのです。そして、それは今も現在進行形なのです」



曽我さんは44年前に母・ミヨシさんと買い物の帰り道に拉致された状況を説明。
それ以降、ミヨシさんと再会できていない辛い胸の内や家族や友達の大切さについて、児童たちに語りました。



【児童は】
「親とも会えているのが当たり前ではないので、親を大切にしていきたいと思った」
「(家族に)「ありがとう」と伝えたい」



曽我さんは拉致問題解決のために関心を持ち続けて欲しいと、署名への協力を呼びかけていました。