■プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(23日、新高輪プリンスホテル)

プロ野球のドラフト会議が行われ、DeNAとソフトバンクがアメリカ・スタンフォード大学2年の佐々木麟太郎内野手(20)を1位指名。2球団による抽選の結果、ソフトバンクが交渉権を獲得した。

球団を通じて王貞治球団会長(85)がコメントを発表。「まずは指名権を得られたことが何より嬉しいですよ。我々の思いが通じたんだと思うね。彼の魅力は何と言っても長打力。長打力というのは先天的なもので、後からなかなか身につくものじゃない。うちでプレーすることになれば、その才能をさらに開花させてチームの看板選手となれるように頑張って欲しいね」と期待の大スラッガーにメッセージを送った。

さらに、交渉権獲得後に本人と直接電話で会話したとのことで、「すごく喜んでくれて、こっちも嬉しかったね。本人もありがとうございますと言ってくれてね。ホークスに来ることになったら、一緒に高い目標をもって頑張ろうと伝えました」と直後のやり取りを明かした。

現在、スタンフォード大学の2年に在籍する佐々木は、来年の7月にMLBドラフトの対象に。花巻東高時代には3年間で高校通算本塁打歴代1位の140本を放った。23年から一部変更となったNPBのドラフトの規約では、海外の学校に在学中の選手との交渉権は、会議翌年の7月末日まで。NPBとメジャーの両方で指名される可能性も残っている。