12月の全国高校駅伝をかけた福島県高校駅伝が猪苗代町で開催され、今年も学法石川が男女そろって優勝し、都大路への切符を手にしました。男子は、Wエースが区間新の快走で、大会新記録を打ち立てました。

県高校駅伝男子は、オープン参加を含む24チームが出場。フルマラソンと同じ42.195キロを7人のランナーで、タスキをつなぎます。

各チームのエースがひしめく花の1区。注目を集めたのは、学法石川のエース増子陽太です。

10月、5000メートルで日本人高校生最高の13分34秒を記録しています。スタートと同時に先頭に立った増子は、持ち味のスピードを武器に後続を引き離し、序盤から独走状態に。これまでの記録を50秒更新する28分20秒で区間新記録をマークしました。

学法石川・増子陽太選手「チームを絶対に都大路で優勝させてやるという思いから、ラスト5キロ切り替えて走れたので、そこは自分のプラスになるレース展開で良かった」

学法石川は、8.1キロ区間の3区でももう1人のエースの栗村凌が圧倒的な走りを見せ、こちらも23分16秒の区間新記録。

7人全員が区間賞でタスキをつないだ学法石川は、2時間2分58秒の大会新記録で15年連続17回目の優勝を果たしました。目指すは悲願の日本一。12月の都大路へ弾みを付けました。

学法石川・川瀬聖幸主将「(2人の区間新は)チームメイトとしてうれしい結果。都大路で優勝という目標を掲げているので、チームにとっても大きな刺激になった

男子2位は田村、3位は帝京安積、4位はいわき秀英、5位はザベリオ学園でした。上位5チームは、11月6日に秋田市で開催される東北大会に出場します。