鮮やかな、綺麗な羽子板です。この時季、よく目にします。今回は、昔ながらの手法で一つ一つ手作りしている羽子板の職人さんを、高安奈緒子・気象予報士が取材しました。
「押絵羽子板」は、昔から「邪気をはねのける」と言われ、厄払いの縁起物として、親しまれてきました。この羽子板の特徴はなんといっても「押絵」と呼ばれる装飾。50以上のパーツを組み合わせて作られるのですが、まさに職人技が詰まっているんです。
春日部工房事業部長 羽子板職人 坂田和則さん
「首の部分から作っていくんですけども、そこで数ミリでもずれてしまうと全体的にバランスがおかしくなってしまうんで、そこは気をつけてるとこですね」
私も体験させてもらったのですが、少しのズレで表情が大きく変わるので、奥深さを感じました。あんなにパーツを組み立ててるなんて初めて知りました。
ただ、今やその職人さんが減少傾向にあるとのことで、もっと若い世代にも触れてほしいと、現在は若者に向けた羽子板作りも行っているそうです。
なんか可愛らしいヘアバンドとかしてる羽子板とかもあるんですね。今時の子ですよね。
ちなみに、押絵羽子板は春日部市の特産品になっていて、来週は羽子板まつりが開催されます。この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
注目の記事
新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット 「嘘だと思われる」直撃したユーチューバーを取材 見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」









