鮮やかな、綺麗な羽子板です。この時季、よく目にします。今回は、昔ながらの手法で一つ一つ手作りしている羽子板の職人さんを、高安奈緒子・気象予報士が取材しました。

「押絵羽子板」は、昔から「邪気をはねのける」と言われ、厄払いの縁起物として、親しまれてきました。この羽子板の特徴はなんといっても「押絵」と呼ばれる装飾。50以上のパーツを組み合わせて作られるのですが、まさに職人技が詰まっているんです。

春日部工房事業部長 羽子板職人 坂田和則さん
「首の部分から作っていくんですけども、そこで数ミリでもずれてしまうと全体的にバランスがおかしくなってしまうんで、そこは気をつけてるとこですね」

私も体験させてもらったのですが、少しのズレで表情が大きく変わるので、奥深さを感じました。あんなにパーツを組み立ててるなんて初めて知りました。

ただ、今やその職人さんが減少傾向にあるとのことで、もっと若い世代にも触れてほしいと、現在は若者に向けた羽子板作りも行っているそうです。

なんか可愛らしいヘアバンドとかしてる羽子板とかもあるんですね。今時の子ですよね。

ちなみに、押絵羽子板は春日部市の特産品になっていて、来週は羽子板まつりが開催されます。この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。