横浜市内の路上で、女性にわいせつな行為をした罪に問われているプロ野球「ソフトバンク」の元選手の男が、初公判で起訴内容を一部否認しました。

福岡ソフトバンクホークスの元選手で清掃業の美嶋隼人、旧姓・堂上隼人被告(43)は、今年7月、横浜市の路上で、帰宅途中の女性の口をふさいで腹を殴り、「叫んだら殺す」と脅した上、胸を触った不同意わいせつの罪に問われています。

きょうの初公判で、美嶋被告は「殴ってしまったことは間違いありませんが、口をふさいだり、叫んだら殺すと言ったり、胸を触ったりはしていないです」と起訴内容を一部否認しました。

検察側は冒頭陳述で、「自動車を運転中、被害者ににらまれたと感じ、後を追いかけ犯行に及んだ」と犯行時の状況を説明しました。

美嶋被告は別の女性への不同意性交などの罪にも問われていて、さらに同様の犯罪で追起訴される予定だということです。

美嶋被告の裁判は、今後、他に罪に問われているものと併せて行われる予定です。