こう語るのは東京都の岩嵜悦子さん(75)

息子の岩嵜元紀さんは2002年1月、ミニバイクを運転していたところを悪質な飲酒運転の車に追突され、バイクごと約90m引きずられ死亡しました。

この日行われた命の授業は山梨県大月市にある猿橋中学校で行われたもので、岩嵜さんは、元紀さんが亡くなったときの話、家族や友達がそれをどう乗り越えてきたのか、そして命がいかに尊いものかを話しました。


公務員を夢見ていたという元紀さんは3兄弟の末っ子。
生まれたときはとても小さく、2週間ほど保育器の中で育ちました。

“元気で大きくなってほしい”
そんな願いを込めて『元紀』という名前をつけたといいます。