現在、世界では紛争や迫害で故郷を追われた人の数が1億2,000万人を超え、戦後最多を更新しています。これは世界人口の67人に1人に相当する規模です。
国連UNHCR協会は2025年11月6日から12月7日まで「第20回難民映画祭」を開催します。
「難民一人ひとりの物語を知ってほしい」
20周年となる今回は、「世界を想う。平和を問う。」をテーマに、劇場上映とオンライン配信の両方で実施されます。
劇場上映は、東京では11月6日にTOHOシネマズ六本木ヒルズと12月2日・3日にイタリア文化会館、大阪では11月13日にTOHOシネマズなんばで行われます。オンライン配信は11月6日から12月7日までの32日間実施されます。
上映作品には、スーダンの首都を描いた「ハルツーム」、ウクライナの地下鉄で暮らす人々を追った「見えない空の下で」、難民が運営するラジオ局を舞台にした「ラジオ・ダダーブ」など、日本初公開の6作品を含む計9作品が予定されています。
「寄付つき鑑賞」または「無料鑑賞」から選択でき、寄付金はUNHCRの人道支援活動に役立てられます。
国連UNHCR協会広報サポーターの末田倫子さんは「難民がうまれる理由、難民となった先の人生、世界で現実に起きているのにニュースでは伝えられない一人一人の物語がある。知ってほしい、考えてほしい」と話しています。














