長年に渡って刀剣を作る際に使用する木炭の生産に取り組んできた坪内哲也さんが今年度の文化庁長官表彰を受賞しました。

けさ(23日)坪内さんが瀬戸内市の黒石市長の元を訪れ受賞を報告しました。文化庁長官表彰は文化活動に優れた成果をあげた個人や団体に贈られるものです。

坪内さんは約20年にわたり刀匠として活動したのち、2009年から刀剣を作る際に使用する木炭の製造に取り組んできました。後進の育成にも努めていて「文化財の保護に貢献している」などと評価されました。

(坪内哲也さん)
「長年こういう仕事をさせてもらって、私たちのような下積みの仕事に光が当たったということに大変な喜びを受けております」

今年度の文化庁長官表彰は80の個人と団体が受賞しています。