フランス・パリの国立自然史博物館から日本円でおよそ2億6000万円相当の金塊を盗んだとして、パリ検察は中国出身の女の身柄を拘束しました。
フランスメディアによりますと、この事件は、パリにある国立自然史博物館で展示されていた金塊、あわせておよそ6キロが先月16日、なくなったものです。
金塊は、1833年にロシア皇帝ニコライ1世が博物館に寄贈したものなどが含まれていて、現場付近には、のこぎりやドライバーなどが残されていました。
事件についてパリ検察は21日、博物館から金塊を盗んだとして、中国出身の女(24)を拘束し、組織的窃盗の容疑で捜査を始めたと発表しました。金塊は150万ユーロ、日本円でおよそ2億6000万円に相当するとしています。
女は先月30日、スペインのバルセロナで中国に戻ろうとしていたところを拘束されていて、その際、およそ1キロの溶かした金塊を処分しようとしていたということです。
フランスでは、今月19日にもルーブル美術館で宝飾品が盗まれる強盗事件が発生していて、警備体制が問題視されています。
この事件について、中国外務省の郭嘉昆報道官は22日の記者会見で、「案件の具体的な状況については承知していない」としたうえで、「原則として、中国政府は海外にいる中国国民に対し、現地の法律を守るよう一貫して求めている」と強調しました。
そのうえで、「フランス側が法に則って公正に審理するよう求める」としています。
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