デビュー戦から3日後、この日は母が日本に帰る日。秋本は自宅の前でハイタッチをすると、別れを惜しむことなく、自転車で練習に向かった。

秋本「普通に時間がヤバい。普通に遅刻」
母「たくましいですね。本当に、我が子は。自分がどれだけチームにとって重要か、今回の試合で自覚も出たみたいなので、あとはそこに本人がどれくらい気持ちを乗せて頑張れるかだと思います」
秋本「必要とされる選手になること。サーブ、守備を磨いて、世界で通用する選手になりたい。日本代表として活躍したいことが一番」
19日にはリーグ戦の初戦にスタメン出場し、勝利に貢献。「世界で通用する選手になる」思い描いた未来への戦いが始まった。
■秋本美空(あきもと・みく)
2006年8月18日生まれ、19歳 185cm
母は2012年ロンドン五輪銅メダリスト・秋本愛(旧姓:大友)さん。今年1月に行われた春高バレーで、キャプテンとして共栄学園高校を19年ぶりに優勝に導き、MVPを獲得。高校卒業後は、SVリーグ、ヴィクトリーナ姫路に加入。今年のネーションズリーグ、世界バレー代表に選出されベスト4入りに貢献。今年からドイツ・ブンデスリーガ1部の強豪、ドレスナーSCにレンタル移籍した。

















