JR燕三条駅の駐車場で7日朝、70代の男性が乗った乗用車がフェンスを突き破って別の駐車場に突っ込み車に衝突する事故がありました。男性は「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と話しているということですが踏み間違いには少し特別な理由があったようです。

事故があったのは、JR燕三条駅の高架下にある駐車場です。警察によりますと7日、午前7時ごろ乗用車がフェンスを突き破って駐車場を飛び出しました。

【記者リポート】「男性が乗った車はこちらのフェンスを突き破り、青い車に衝突、その弾みで青い車は、軽自動車にぶつかりました」

運転していたのは田上町に住む会社役員の70代の男性で男性にけがはなく、停めてあった車2台に人は乗っていませんでした。


車は駐車場から20メートルほど移動していて男性は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話していたということです。

なぜ踏み間違えてしまったのでしょうか…。男性は警察にこう話しているそうです。

エンジンを切る際、本来はギアをパーキングにしますが、男性はドライブにしたままエンジンを切り、車を離れました。

すると鍵が閉まらなかったため、ギアを間違えていることに気づき再び車に戻ってエンジンをかけます。

その際、ギアはドライブに入れたままにしていたためブレーキペダルから足を離すとクリープ現象で前に進んでしまいました。

そこで、男性は車を止めるためブレーキを踏もうとした際に誤ってアクセルを踏んだと見られています。

ギアをドライブに入れたままではエンジンをかけたり切ったりできない車もありますが、警察は男性から当時の事情を聴くなどして事故原因を詳しく調べています。