甲府市の民家で見つかった国内では初確認となるマリモ=モトスマリモの生態を解明するため7日、本栖湖で潜水調査が行われました。

本栖湖 山梨・7日


7日の本栖湖です。

国立科学博物館は国内で初めて確認されたモトスマリモの詳しい生態解明に向けてはじめて潜水調査を行い、研究員らが湖に入りました。



今回の調査の目的であるマリモは本栖湖で採取された二枚貝に付着していたと考えられることから「モトスマリモ」と名付けられたもので、甲府市の民家の水槽で見つかりました。


マリモとしては国内で3種類目となります。


すでにヨーロッパや中国で見つかっているマリモ類と遺伝子配列が一致しているということですが、海外からもたらされたのか、あるいは本栖湖に元々生息していたのかはわかっていません。


7日の調査では研究員らがマリモが生息する可能性があるポイントに潜り、石についたマリモやコケなどを種類ごとに瓶に詰め採取しました。


国立科学博物館 植物研究部 辻彰洋研究主幹:
モトスマリモがどういう状態でいるのかわからないので少しでも可能性のあるものは全部とってきた。はっきりと本栖湖にいるということを証明したい。


国立科学博物館では今後、採取したマリモの遺伝子解析を進めるとともに、8日は西湖でも潜水調査を行うとしています。