プロ野球の西武ライオンズは21日にオンライン会見を行い、23日に開催されるドラフト会議で明治大学の小島大河捕手を1位で指名すると公表した。

オンライン会見で広池浩司球団本部長は「六大学の中で安定した打撃、タイミングを取るのも上手で、しっかりとコンタクトもできますし、それで打球も速い。あと打つべきボールを打っているという非常に素晴らしいバッターである」と話し「キャッチャーとしての能力も十分プロで通用するという評価」と語った。

小島は大学4年間で67試合に出場し、打率は.345、7本塁打、52打点。2024年には侍ジャパン大学代表で出場したハーレム大会では打率.462、1本塁打、10打点で大会MVPを獲得。2025年の日米大学野球でも侍ジャパン大学代表に選ばれた。

今季、西武の捕手は2024年プレミア12で侍ジャパンのメンバーだった古賀悠斗(26)が95試合先発マスクを被り、炭谷銀仁朗(38)が27試合先発、牧野翔矢(24)が14試合先発となっている。古賀に続く捕手育成のため、小島に白羽の矢が立った。

広池球団本部長は「小島選手の場合はキャッチャーでもありますし、打撃の評価っていうのも我々の中でトップクラス、かなり大きな要因です」とインサイドワークに加えて、打撃センスも絶賛した。

今年のドラフトで1位指名を公表したのは広島の立石正広内野手(創価大)に次いで2球団目となった。