21日午前、北海道南部の知内町で、ごみステーションのごみ箱がクマに壊され、中に入っていた生ごみが荒らされました。町内では20日にも同様の被害があり、警察や町が注意を呼びかけています。

生ごみが荒らされたのは、知内町元町の大乗寺近くにあるごみステーションです。

21日午前8時ごろ、大乗寺の職員から「ごみステーションが荒らされている」と役場に通報がありました。

役場と警察が現場を確認したところ、ごみ箱が壊され、中にあった生ごみの入った袋が荒らされていました。

警察によりますと、ごみ箱は木製で高さ150センチ、幅140センチ、奥行90センチで、設置していた場所から5メートルほど離れた場所で見つかったということです。

20日には、現場から4キロほど離れた知内町湧元でも同様の被害があり、町はごみ出しは当日の朝行うよう呼びかけています。

また、北海道は、10月31日まで知内町全域にヒグマ注意報を出していて、引き続き警戒を呼びかけています。