静岡市は、メガソーラーなどの太陽光発電施設を設置する際、市の許可を必要とする条例の制定に向け動き出しました。罰則も視野に2026年6月議会での条例案提出を目指します。
<静岡市 難波喬司市長>
「メガソーラーというと相当大規模なこともありますけれども、静岡市の場合はもう少し小規模のものを含めて規制を強化したいと考えております」
10月21日に静岡市の難波市長が明らかにしたのは、太陽光発電施設の設置を規制する条例の制定です。
太陽光発電施設をめぐっては全国各地で土砂の流出などが問題視されていて、北海道釧路市で建設されているメガソーラーでは複数の法令違反が確認されています。難波市長は、静岡市でも一部で適切な維持管理が実施されていない施設があるとして、罰則も視野に入れた条例を制定したいと述べました。
<難波市長>
「実効性がちゃんと保てるように、しっかりとした罰則はつけたいと思っています」
静岡県内ではすでに24の市町で条例がありますが、強制力のある「許可制」は沼津市のみとなっています。静岡市は今後、有識者の意見を聞いたうえで2026年6月議会で条例案を提出する方針です。