新潟海上保安部は7日、毎年夏に行っている「密漁取り締まり」の結果を公表し、今年はサザエ177個を許可なく採るなど、62人・83件を検挙したと発表しました。

アワビやサザエなどは県内の多くの海域で「漁業権」が設定されていて、許可なく勝手に採ること、密漁は法律で禁止されています。
しかし、全国的に密漁が問題となっていて、新潟県内でも夏に密漁が多発することから、県内をエリアとする新潟海上保安部と上越海上保安署、佐渡海上保安署では、6月から8月まで「夏季の密漁集中取り締まり」を毎年行っています。
密漁されたサザエ(画像提供 新潟海上保安部)

新潟海上保安部によりますと、今年はサザエ177個を採った人が検挙されたほか、アワビを採ったなどとして17件(累計66個)が検挙されたということです。
今年の夏に新潟県内で検挙されたのは合計62人・83件で、昨年度の50人・61件と比べると増加したということです。新潟海上保安部・上越海上保安署・佐渡海上保安署では、引き続き取り締まりを続けるとしています。
密漁されたアワビ(画像提供 新潟海上保安部)

(検挙内訳)新潟海上保安部 29人 38件
      上越海上保安署 22人 26件
      佐渡海上保安署 11人 19件