日本銀行長崎支店は金融経済概況を発表し、長崎県内の景気は「緩やかに回復している」との判断を28か月連続で据え置きました。。
日銀長崎支店は20日、金融経済概況を発表しました。それによりますと長崎県内の景気は28か月連続で「緩やかに回復している」としています。
項目別では、住宅投資について、これまでの「足踏み状態」から「弱めの動きとなっている」へ、去年7月以来、1年3か月ぶりに判断が引き下げられました。
新築住宅の着工戸数が落ち込んでいることに加え、事業者への聞き取りで今後の具体的な建設計画が聞かれなかったことなどが要因です。
一方、設備投資は3年1か月ぶりに判断が引き上げられました。造船業の設備更新などを背景に企業の投資計画は堅調で、実際の着工も増えていることから、「製造業を中心に増加している」としています。
日銀長崎支店は先行きについて、「人手不足や物価・賃金の上昇などが個人消費や企業経営に及ぼす影響を注視していく」としています。