大手エネルギー商社の社員が19日、高知県本山町の森林で間伐を体験しました。参加者は体験を通して自然と調和することの大切さを学んだようです。

間伐体験をしたのは大手エネルギー商社「三愛オブリ」の若手社員ら38人です。金田凖(かねだじゅん)会長が土佐町出身という縁から高知県などと「協働の森パートナーズ協定」を結んでいて、毎年この時期に本山町で体験型環境研修を行っています。

参加者は森林組合の職員から「のこぎりを引く時に力を入れて」などと指導を受けながら、高さ15メートル前後もある木の間伐を体験しました。

(高知市出身 三愛オブリ新入社員 磯木彩光さん)
「実際に働いているときにもこういった森林に囲まれて過ごす事はないんですけど、木を目の当たりにしてこういった自然を大切にしながら仕事をしていきたいと改めて思いましたし、この場に来られて良かったと思います」

金田会長も若手社員とともに汗を流していました。

(三愛オブリ 金田凖 代表取締役会長)
「久しぶりに(間伐を)やりましたけど、木が切れる前に息が切れました。社員は山に入ったこともないし間伐をやらなければならない意義もよく分かってないと思うんですよ。そういう中で(間伐という)体験をする中で非常に我々、エネルギー業界に従事している人間としては自然との調和・協和というのは必要な体験だと思います」

三愛オブリは、今後も活動を継続し森林保護への意識を高めていきたいとしています。