南極で新年を迎える観測隊員にお正月の雰囲気を届けます。宇和島青年会議所が今年も手作りの門松を贈ることになり、航海の安全などを祈願しました。

愛媛県宇和島市の和霊神社で行われた神事には、宇和島青年会議所の会員ら13人が出席しました。

そして、門松を南極へ運ぶ観測船「しらせ」の航海の安全と、隊員の無病息災を祈願しました。

宇和島青年会議所では、先々代の南極観測船「ふじ」の船長を、地元出身の森田衛さんが務めたのが縁で、1974年から、現地に門松を贈っています。

門松は高さ・およそ1.5メートルで、市内でとった竹を使い会員が手作りしました。

(宇和島青年会議所・山﨑美幸理事長)
「南極の地では季節をなかなか感じられないということで、日本の正月というものをしっかり味わっていただいて、一年の節目を新たに迎える門出となっていただけると幸いです」

門松は今月末頃に愛媛県宇和島市から発送して「しらせ」に積み込まれ、来月、出航の予定です。