大分市を舞台にした短編映画の上映会が開かれ、主演の市原隼人さんが作品への思いや「大分愛」について語りました。

(「デイズ~かけがえのない日々~」主演・市原隼人さん)「たまらなく好きになって、帰りたくなくなってしまった大分に、こうしてもどって来れることを心からうれしく思っています」

19日夜、大分市で開かれた短編映画「デイズ」の上映会には、2000人を超える応募の中から抽選で選ばれたおよそ1000人の市民が詰めかけました。大分市出身の平川雄一朗監督をはじめ、主演の市原隼人さんらキャストも登壇し、映画への熱い思いを語りました。

(市原隼人さん)「ぜひやらせてください、と返事をした後に、実は全編方言なんですと言われて、できる限り練習させてくださいとお願いしました」

撮影はすべて大分市内で行われ、県民キャストによる大分弁が飛び交う作品とあって、市原さんは大分弁を猛練習したそうです。

(市原隼人さん)「大分の方言も好きになりましたし、方言があるからこそ温かいなと感じました。家族のきずなや故郷の友への思い、郷土愛、そんなものを大分の景色ともにお楽しみいただけるこの作品を、ぜひ皆様自身の中でいつまでも大切に育てていただけたら幸いです」

家族や友人とのかけがえのない日常を描いた40分の物語。鑑賞した人からは、感動の声が多く聞かれました。

(鑑賞した人)「よかったです。感動しました。自然な大分弁でしゃべっていただけていたのでとても楽しかったです」「はじめて見て本当に感動しました。うみたまごとか最近行っていないのでちょっと行きたいなと思った」「1回見るよりも2回見た方がさらによかったので、皆さんにも何回も見ていただきたいと思う」

上映後、市原さんに大分の魅力を尋ねると、意外な答えが…。

(市原隼人さん)「印象に残っている場所は選べないですね。カボスが好きになってしまった。すごく大量にいただいて、とにかく何にかけてもこんなにおいしいんだと驚きました。栄養を調べてみたら、こんなに効能があるんだと知って、大分の大ファンになりました。カボスの大ファンにもなりました」

(平川雄一朗監督)「たくさんの人に届いたという手ごたえを感じたので、大分だけでなく全国・世界に広がっていってくれればと思います」