侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が7日(日本時間)、米・サンディエゴで行われているMLBウインターミーティングの「WBC・メディアデー」に参加した。

WBCへの出場を表明しているエンゼルスの大谷翔平(28)の起用法について「本人とはいろんな話をしているので、コンディショニングが2月に入ってどういう状況なのかを確認しなければいけない。(投打)両方できないかというのはベースにあります」と二刀流での出場が前提であるとし「先発の可能性も考えているし、抑えの可能性も考えています」と明かした。

前日にはパドレスのダルビッシュ有(36)が自身のSNSを通じてWBCへの参加意思を表明。ダルビッシュのメジャーリーグ移籍と日本ハムの監督就任が入れ替わりだったことから、当時から「一生に1回でいいからダルビッシュとメンバー表に書かせてくれ、というのはずっと彼に伝えていて、僕の夢でもあった」と栗山監督。

「自分の存在が日本のためになると思って、決断してくれた。本当に感謝するしかない。次が日本の野球にとって大事なんだと彼自身が理解してくれていた。そのために自分が大変でもやりますよ、と。そういう姿に感動するというか、それが一番だった」。「日本の野球にとって、ものすごく大きな意味があると僕は信じています」と心強い決断に謝意を示した。

メジャー組の合流時期については未定だが「ルールが許すなら宮崎が始まったときに合流してほしいという思いは発信はしている」という。

カブスの鈴木誠也(28)については「ひたすら僕は彼を待っているだけです。チームで1年やって体のこととかいろんなことがあって、大変だった1年だと思うので。その中でも日本のナンバーワンの外野手であることは間違いない」と話した。