台湾で最大野党・国民党の新しい主席が選出されたことを受け、中国の習近平国家主席が祝電を送りました。
台湾の最大野党・国民党の主席選挙がきのう(18日)行われ、中国との対話を重視する主張を訴えてきた鄭麗文氏が選出されました。
中国国営の新華社通信によりますと、これを受け、中国の習近平国家主席は19日、鄭氏に祝電を送り、当選を祝福しました。この中で、中国共産党と国民党は「一つの中国」の原則を確認したとされる「92年コンセンサス」を堅持し、台湾独立に反対してきたと指摘。「中国人としての士気を高め、国家統一を推進し、中華民族のより美しい未来を切り開くことを期待する」と述べました。
これに対し、鄭氏も習氏に「台湾と中国はともに中華民族に属する。交流や協力を強化し、台湾海峡の平和と安定を促進し、民族復興の壮大な未来を切り開くことを期待している」と返信したということです。
国民党は中国との交流、対話に前向きな姿勢を示していますが、2016年に現在の与党・民進党に政権を明け渡して以来、9年にわたり政権から遠ざかっています。
3年後、2028年の総統選で政権を奪還できるかが焦点ですが、中国としては、国民党の勢力拡大を支援することで、中国に距離をとる姿勢を見せている頼清徳政権をけん制するとともに、将来の台湾統一への道筋をつけたい狙いがあります。
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