イギリスのチャールズ国王の弟、アンドリュー王子は、公爵など全ての称号を「今後は使用しない」との声明を発表しました。

アンドリュー王子をめぐっては、イギリスメディアがすでに死亡したアメリカ人の資産家・エプスタイン氏による少女らへの性的虐待事件に関わった疑惑を報じていて、王子は一貫して否認しています。

アンドリュー王子は17日、声明で「家族と国家への責務を最優先する」とし、公爵など「これまで授与された称号や栄誉は今後一切使用しない」と明らかにしました。

チャールズ国王やウィリアム皇太子ら家族と協議を行った結果、「自分に対する継続的な非難が国王や王室の務めの妨げになっていると判断した」としています。

アンドリュー王子は2019年にエプスタイン氏との交遊関係が問題視され、すでに公務から退いていましたが、声明で「さらに一歩前進しなければならない」と強調しています。