「国会議員の定数削減」維新の“絶対条件”どうなる

一方で、維新は同時並行で進めてきた立憲民主党、国民民主党との協議は打ち切る考えを表明。事実上、退路を断ち、自民との連立を追求する構えの維新ですが、ここにきて“絶対条件”として譲らないのが、「国会議員の定数削減」です。

16日、維新の吉村代表がnews23に生出演した際には…

日本維新の会 吉村洋文 代表
「本当に日本の必要な改革をやっていこうと思ったら、まず政治家自身が自分の改革をやらなきゃダメ。一番の政治改革のセンターピンは『議員定数の削減』だと思います。議員の椅子をなくすという」

小川彩佳キャスター
「同じ政治改革というくくりにはなっていますが、『企業団体献金の廃止』と『議員定数の削減』は、その背景や目的、課題等も全く異なってきます。直近の選挙で示された民意は、“政治とカネ”の透明性を高めてほしいという思いが非常に高くあると思います」

日本維新の会 吉村洋文 代表
「そこの透明性をぜひ高めていくべきだと思う。政治とカネを正すのは当たり前ですし」

小川彩佳キャスター
「優先順位は?」

日本維新の会 吉村洋文 代表
「優先順位はもちろん高い。『議員定数の削減』、ここは肝だと思っている」

「議員の削減」を政治改革の“センターピン”と位置づけた吉村代表。自民側が受け入れなければ、「連立には入らない」と言い切りました。

日本維新の会 吉村洋文 代表(17日放送「ひるおび」)
「高市さんが約束してもらえるのかどうか、そこをいま政策協議している。簡単ではないのは分かっている。(Q.それを約束してくれないと合意はしない?)しません」

「年内の臨時国会での実現を目指す」と、強気の姿勢を示す維新。

ーー国会議員の定数を1割削減する法案を、臨時国会で成立させることが絶対条件か?

日本維新の会 藤田文武 共同代表
「ちょっと詳細は控えますが、『議員定数の削減』は吉村代表がテレビや会見で強く申し上げたように、私も同じ思い。そのつもりで最終調整したいと思う」

ーー(議員削減)1割と臨時国会については?

日本維新の会 藤田文武 共同代表
「そこについては、きょうは返答控えます」

連立も視野に入れた、自民と維新の政策協議。2回目も結論は持ち越しとなりましたが、維新の幹部はこう明かします。

維新幹部
「(議員削減について)方向としては一致している」