松江市は17日、市内で腸管出血性大腸菌O157の感染症患者が確認されたと明らかにしました。
島根県内では今月8日以降、県西部で腸管出血性大腸菌の感染者が相次ぎ、県は食中毒警報を16日に発表して注意を呼び掛けていて、県東部でも確認された形です。ただ両者が関連しているのかは分かっていません。

松江市によりますと、患者は市内に住む20代の女性で、今月10日に腹痛と発熱を訴え、12日には水溶性下痢と血便の症状があって市内の病院を受診しました。13日から入院していますが、回復傾向にあるということです。

現在、松江保健所が患者の行動や接触者の健康調査などで感染経路を調べています。

さらに17日には益田市内でも3人のO157患者が報告されていて、いずれも入院はしておらず、回復傾向にあります。それぞれの関連は分かっていません。

今年に入ってから県内で確認されたO157の患者はこれで合計49人になりました。

県は手洗いの励行や食品の十分な加熱、調理器具を生肉と使い回さないなど、食中毒への注意を呼び掛けています。