2026年春の石川県知事選挙への出馬を正式に表明した山野之義前金沢市長が、17日、自民党と公明党の県内組織を訪れ推薦願を提出しました。

知事選に再挑戦する決意を固めた前の金沢市長・山野之義氏。自民党県連の下沢佳充幹事長を訪ねました。

山野之義前金沢市長「下沢県議、お久しぶりです」「自民党さんからも推薦を頂ければ大変心強いと思う。ぜひ推薦願を受け取ってもらえればと思います」

もともと自民党所属の金沢市議だった山野氏ですが、手を差し出すと下沢幹事長も握手で応じました。

山野之義前金沢市長「本当に受け取ってもらって大変うれしく思う。真摯に慎重に検討するとおっしゃっていた、光栄に思っている。(自民党は)常にリーダーシップをとって金沢市政、石川県政、日本の政治を動かしてきた党」

すでに現職の馳浩知事からの推薦願も受け取っている自民党県連ですが、馳氏と山野氏のどちらを推薦するのか、予定通り11月8日の総務会で結論を出すということです。

自民党石川県連・下沢佳充幹事長「基本的には第一会派、第一党である自民党がある種のイニシアチブをとることも大切かと思う。いつまでも引っ張る物でもないし、なるべく早めに結論を出してあげる。11月8日と設定した、今さら変更はしない」

午後には公明党石川県本部も訪れた山野氏は、自民党と同様に推薦を要請しました。

公明党石川県本部・谷内律夫代表「今後やっぱり我々公明党が野党になって、どういう活動をするか一番注目されているので、すぐに結論は出ないと思っている」

山野氏は今後、野党や県議会第2会派の「未来石川」などにも推薦願を提出し、選挙協力を求めていく方針です。