天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが来月(11月)、国際親善のためラオスを公式訪問されることが閣議で正式に決定しました。

愛子さまは、来月17日から22日まで、首都ビエンチャンと古都ルアンパバーンの2都市を公式訪問されます。

今回の訪問は、日本との外交関係樹立70周年にあたってラオス政府から招待を受けたもので、愛子さまにとって初めての海外公式訪問になります。

現地では、トンルン国家主席への表敬訪問や、国家副主席が主催する晩さん会などが調整されています。

また、NPO法人が運営する小児病院や、日本語学校、戦争での不発弾について啓発を行う施設などの訪問が予定されています。

このほか、フランスからの独立を記念して建てられた凱旋門(パトゥーサイ)や、ラオス仏教の寺院・タートルアンなど、歴史的建造物を視察されます。

ラオスにはこれまで、1999年に秋篠宮ご夫妻、2012年に当時の皇太子さま(現在の天皇陛下)が公式訪問されています。

■ラオスとは
東南アジア内陸の社会主義国家で、面積はおよそ24万㎢(日本の本州と同程度)。

1953年にフランスから独立後、内戦を繰り返し、1975年に現在のラオス人民民主共和国が成立しました。

近年、経済発展が進んでいますが、戦争で投下されたクラスター弾の不発弾が多く残っていて、土地利用や経済活動における深刻な課題となっています。