台湾の半導体メーカーTSMCの魏哲家(ギ・テツカ)CEOは、熊本県菊陽町で計画している第2工場について「建設を開始している」と明らかにしました。

TSMCの子会社、JASM(ジャスム)によりますと、魏哲家CEOは、16日の第3四半期決算のオンライン説明会で「第2工場の建設はすでに開始している」と述べました。

具体的な量産スケジュールは「顧客のニーズや市場の状況に基づく」と述べるにとどめ、明らかにしていません。

第2工場の着工時期は、当初の「今年3月まで」から「年内」へと変遷していて、TSMCは「渋滞緩和策を考えてもらうための時間が必要だった」と述べていました。

JASMはRKK熊本放送の取材に「第2工場は土地の造成工事を進めながら、本体工事の準備を含めた建設作業を開始している」とコメントしています。